不動産お役立ち情報

不動産は査定価格（成約予想価格）より買取価格を比べよう！

2020.03.3

不動産一括査定サイト（６社一括査定、１０社一括査定）等、不動産会社の価格査定を何社も比較した方が良いというサイトが不動産業界の中で非常に多く、どのサイトから一括査定をするか悩んでいらっしゃいませんか？

結論から申し上げると、査定価格（成約“予想”価格）を比較する意味はほぼありません。

比較の図

１、査定価格（成約予想価格）を比較する意味がない理由

一括査定サイトは近隣の相場やご所有不動産の現況を調べるという意味では役に立つと思います。詳しい資料が揃うと思います。しかし、不動産仲介会社が出す査定価格はあくまでも成約“予想”価格です。成約予想価格で必ず売れるかわからないのに、一番高い査定価格を出すために徹底比較をして査定価格を出すことに意味はあまりないとクラベストは考えています。一番高く査定価格を出したところは媒介契約を預かりたいが為に他社よりあえて高く査定している可能性があり、不正確な情報の可能性があります。

２、査定価格を相場とかけ離れて高めに出す不動産会社は要注意

私も大手不動産仲介社に勤務していた頃は大手他社が媒介を預かりたい為に実際とかけ離れた価格を提案されているのを見て「これは売主様の為にならない提案だな」と感じておりました。売主様の立場から言えば、高く査定価格を出されるところに媒介を預けたいという気持ちはすごくわかります。営業マンに「この価格で必ず売ります！」なんて言われたら、任せようとなると思います。しかし相場より高すぎる価格で売却活動を開始し、半年後、その価格では売れているところを私はほとんど見た事がありません。あったとしても、物件の横に居住している人がどうしても欲しいと言っている等、何か特別な事情がある場合のみです。結局、当初の査定価格から２〜３割値引きをして半年を過ぎて売却されている場合が多いです。これでは時間もかかり価格が低くなり、しかも固定資産税や管理費、修繕積立金等の支払い、住宅ローンの利息がある方は無駄な費用がかかってしまいます。

３、最良な提案をするクラベスト

クラベストは現金化のスピードが早く、かつ複数の買取会社の査定額が比較できる会社ですが、正確にご所有不動産を分析した上で、「買取」が最善の策でない場合は、仲介や賃貸など他の提案もさせていただきます。「お客様のニーズにあった不動産提案」を心がけています。ご相談だけでも結構ですので、お気軽にご相談ください。

なお、現在は宅建協会が運営しているサイトを見ればある程度成約事例が参照でき、参考になります。まずは売主様ご自身でご所有不動産の相場を調べてみては如何でしょうか。下記の宅建協会のサイトは誰でもいつでもご覧いただく事ができます。宅建協会 https://www.zentaku.or.jp/research/statistic/