② 八坂神社
- 疫病退散の守り神
- 祇園祭の中心となる神社で、スサノオノミコトを祀る。
③城南宮(じょうなんぐう)
- 南の守護神
- 平安時代から京都の南の鬼門を守る神社として信仰され、方除け・厄除けのご利益があります。
④ 清水寺(きよみずでら)
- 水の神と結界の役割
- 清水寺のある東山地域は、京都の東を守る「青龍」のエリアとされる。寺の境内には「音羽の滝」があり、浄化の力を持つとされる。
⑤ 上賀茂神社・下鴨神社
- 京都の北側を守る古社
- 特に下鴨神社は、糺の森(ため息)という原生林に囲まれており、邪気を襲う「結界」としての役割を担っていると考えられている。
🔮 3.京都の「結界伝説」
① 大将軍八神社(たいしょうぐんはちじんじゃ)
- 平安京の鬼門封じとして建立された神社で、方除けや厄除けの神として信仰されている。
② 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
- 平安時代、京の都に疫病が流行した際に、空也上人がここで「南無阿弥陀仏」とひたすら踊り歩き、人々を救ったとされる。
③ 晴明神社(せいめじんじゃ)
- 陰陽師・安倍晴明を祀る神社で、強力な厄除けや魔除けの力があると信じられています。
🏙️ 4. では、本当に京都は守られているのか?
①京都は大地震が少ない?
確かに京都は他の都市に比べて大地震の発生が少ないと言われる。 しかし、1596年の慶長伏見地震では大きな被害が出ており、完全に地震はないわけではない。
② 戦災を免れた京都
第二次世界大戦中、京都は空襲を受けなかった都市の一つである。 これは「文化財の多さ」や「アメリカの判断」が理由とされるが、一部では「寺社の結界が京都を守った」との言い伝えもある。
🏯 5. まとめ
京都市には、古いから**「結界」や「寺社仏閣の守護」**という考え方があり、実際に都市の配置や歴史に影響を与えている。科学的に証明できることはないが、地元の人々の信仰と不安き、「京都は寺社によって守られている」という考え方は今も根強く残っている。
それが迷信かどうかはさておき、何百年も大切にされてきた寺社が、今も京都の景観や文化を守っているのは間違いないね。